冷熱衝撃装置 TSAシリーズは、試料に高温と低温のストレスを短時間で交互に繰り返し与え、信頼性を評価します。 テストエリアが移動しない試料静止型のため、移動による(試料への)振動ストレスが無く、より正確な試験結果が確保できます。試料の移し換えも不要で、試験時間を短縮します。 重量物や大型の試料、小物部品の一括処理にも最適です。
風量、風速、風向きを調整し、テストエリア内の環境を均一にします。
ケーブル孔から試料への配線が容易で、作業性に優れています。通電中や試験中の試料のデータを簡単に取得することができます。テストエリアが移動しないので、配線がからんだり切れたりする心配もありません。
型式 | 温度範囲 | テストエリア寸法(mm) |
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TSA-43EL | 高温さらし:外囲温度+50~+200℃ 低温さらし:-65~0℃ | W240×H460×D370 |
TSA-73EL | W410×H460×D370 | |
TSA-103EL | W650×H460×D370 | |
TSA-203EL | W650×H460×D670 | |
TSA-303EL | W970×H460×D670 | |
TSA-73ES | 高温さらし:+60~+200℃ 低温さらし:-70~0℃ | W410×H460×D370 |
TSA-103ES | W650×H460×D370 | |
TSA-203ES | W650×H460×D670 | |
TSA-73EH | W410×H460×D370 |
低温さらし、高温さらしのどちらにおいても試料の設定温度到達時間のバラツキを小さくし、より高精度で信頼度の高い試験が行えます。 風の流れ
どの画面からでも簡単に言語(日本語、英語、中国語(簡体・繁体)、韓国語)の切り替えができます。
冷凍機の圧力や冷却水の温度を、計装画面やネットワーク接続したパソコンで確認することができます。装置の日常点検が簡単に行えるようになりました。
冷凍回路における不具合の予兆を検出し、装置が故障停止する前に計画的なメンテナンスを行うことができます。
LANポートを標準装備し、LANにより接続された装置の試験状況を、Webブラウザでモニタリングすることができます。プログラムの設定変更・運転開始/停止などの操作も行えます。
必要な熱量を絶えず計測して、予冷・予熱の最短運転時間を自動的に算出し、温度復帰時間を短縮します。節電と再現性・信頼性が両立した試験が行えます。
消費電力をさらに削減するために、冷凍回路の二元側に小型冷凍機を並列に2台接続したパラレル制御システム。制御温度に合わせて、冷凍機を2台同時、あるいは1台単独の切替稼働により、最適な冷凍能力で運転します。さらに低温さらし温度安定時には電子膨張弁により冷凍能力を絞り消費電力を低減します。
デフロストフリー機能(オプション)により低温側の霜付きを防ぐ独自の構造を開発
(特許番号 第3514735号)。
サイクル試験中の除霜時間と、除霜電力を削減できます。
消費電力量比較例
(1サイクルあたりの消費電力量 従来器比)
エコ運転動作による温度変化(例)