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冷熱衝撃装置 300℃ 仕様

多機能化、エレクトロニクス化が進む自動車では、自動車機能安全規格「ISO26262」、基本安全規格「IEC61508」を代表とする機能安全への取り組みが必要とされ、車載機器の高信頼性の要求により厳しい環境ストレスを負荷できる冷熱衝撃装置が必須となっています。

耐熱性の高い試料に対応した高温さらし300℃制御

電気エネルギーの高効率利用、ハイブリッド自動車などのモータ制御(PCU)、家電製品の電源制御(MCU)など、電力変換回路に必要なパワー半導体が、シリコンからシリコンカーバイト(SiC)に代わろうとしています。シリコンカーバイトは電力損失も低く、耐圧、熱伝導性も高く、次世代パワー半導体として期待されています。これらの次世代パワー半導体には、大容量の電流による高温ストレスへの耐熱性が求められるため、300℃まで制御ができる冷熱衝撃装置を用意いたしました。

特長

  • 高温さらし温度を+300℃まで拡大しました。
  • 補助冷却を使わずに2ゾーン/3ゾーン試験が行えます。
  • 試験槽固定タイプですので、試料測定・電圧印加のためのケーブル配線作業が容易。
  • 安全のため扉自動ロック機能を備えていますので槽内温度が+190℃以上の場合、扉自動ロック機能が作動しており、扉を開けることは出来ません。
  • -70~+200℃での冷熱衝撃試験ではエコ運転が行えますので、消費電力を最大35% 低減できます。サイクル数が多くさらし時間が長い試験では、さらに効果的に消費電力を低減できます。

内槽

計装

主な仕様

型式 TSA-202ES-W
(300℃タイプ)
TSD-100
(300℃タイプ)
TSE-11-A-S
(300℃タイプ)
テストエリア 高温さらし温度範囲 +60~+300℃
低温さらし温度範囲 -70~0℃ -65~0℃ -65~0℃
温度変動 ±1.0℃ ±0.5℃ ±0.5℃
高温側 予熱上限 +350℃ +305℃ +330℃
温度上昇時間 常温から+350℃まで
40分以内
常温から+300℃まで
100分以内
常温から+300℃まで
60分以内
低温側 予冷下限 -75℃ -77℃ -75℃
温度下降時間 常温から-75℃まで
45分以内
常温から-77℃まで
90分以内
常温から-65℃まで
90分以内
温度復帰性能 条件 高温さらし +250℃ 60分 +270℃ 40分 +300℃ 30分
低温さらし -40℃ 60分 -40℃ 40分 -45℃ 30分
センサー位置 風上側
試料 無試料 プラスチックモールドIC 5kg プラスチックモールドIC 1kg
温度復帰時間 20分以内 5分以内 10分以内
テストエリア内法(mm) W650×H460×D670 W710×H345×D410 W320×H148×D230

冷熱衝撃装置 TSD-100 / 300℃タイプ

冷熱衝撃装置 TSD-100 / 300℃タイプ

実績例

・‐30℃⇔+260℃ 試料:車載エンジン周辺の樹脂成型品

※TSE-11は350℃の対応実績もあります。詳しくは当社営業までお問い合わせください。

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